高みを目指せる仕事「経理」編

まずは責任感が大事

経理の仕事で高みを目指す場合に身に着けておきたい能力は何なのかみていきましょう。まずは、責任感をもって取り組めるというのが最低限必要な能力となります。お金に関する仕事ですので、計算を間違ってしまうと修正や見直し作業が発生します。仕事を始めて間もないころは周囲のサポートもあるかと思いますが、ある程度経験を積むと一人で業務を遂行していかなければなりません。そういった状況でミスのない仕事をするためには、責任感が重要になります。ミスがあっても表に出なければ問題ない、などと考えていると、いずれ大きなミスをすることになるでしょう。経理の仕事においてミスは許されないという責任感を持つことが大切です。

資料作成＆プレゼン能力

次に、資料を作成する能力も必須です。資料作成と言っても、帳簿を付ける作業のことではありません。作成した財務諸表の中から、その後の経営判断に必要となるデータを出して資料にまとめる能力のことを指します。データを羅列するだけでは非常に見づらいものとなりますので、簡潔かつ要点が押さえられた資料を作らなければなりません。
そして、上述と合わせて身に着けておくべきなのがプレゼン能力です。自身で作成した資料の中から課題となるポイントを相手に伝え、その根拠を説明し、今後取り組むべき施策をわかりやすく提案することができれば、企業にとって必要不可欠な存在として高く評価されるでしょう。

柔軟な対応力と経営者としての目線

経理というのは社内のあらゆる部署と接点を持ち、請求書発行に関わる納品の確認から経費に関するやり取りなど様々な役割を担います。そのため、基本的には柔軟に対応しながらも、諦めるところは諦めるなど、場面に応じたコミュニケーション能力が必要となってくるのです。こういったコミュニケーション能力が備わっていれば自分の業務が円滑になるだけではなく、部署全体の業務にも良い影響を与えることができます。
さらに高みを目指すのであれば、経営者としての視点をもって業務に取り組むことが重要になります。ただ単に会社のお金を管理するスタッフという意識ではなく、お金の流れを分析してより経営にとってプラスになるような提案をできるようなスタッフになれれば、高い評価を得ることができます。

資格の有無

最後に、資格を持っていると有利であることも知っておきましょう。実際に、簿記や会計の有資格者のみ募集を受け付けている企業もあります。それに加えて税務や金融の知識も持っているとより優遇されるでしょう。まだ資格を持っていないのであれば、余裕のあるうちに取得しておいたほうが良いかもしれません。

2019/01/18