仕事上求められる職能は必須スキル
まずは職能とは何かを知る
就職活動や転職活動をしている最中はどうしても内定をもらうことに集中しすぎて、働くために必要なスキルを磨く作業を疎かにしがちです。ですが、仕事を探している段階からスキルを磨く努力をしておかなければ、内定をもらったとしても職場で自分の力を十分に発揮できなくなってしまうかもしれません。ですので、履歴書の作成や筆記試験の勉強、面接対策などと並行しながら社会人として必要なスキルを身に着ける努力も忘れずにしておきましょう。そして社会人として必要なスキルとしてもっとも大事なのが「職能」なのです。この職能とはいったいどういった能力のことを言うのか、まずはみていきましょう。
社会人にとって必要不可欠
職能とは、任された仕事を最後までやり抜くために必要となる能力であり、社会人にとっては必要不可欠なものとなります。職能が低いと出世ルートから外れたり、リストラや左遷の対象となってしまう可能性があります。そのため、職能を鍛えることを怠ってはいけません。とはいえ、職能はすぐに身に着くものではありません。働き始めてから痛い目を見ないためにも、今のうちに職能とは何かを知り、職能を養っていく努力をしていきましょう。
職能は上記でも述べた通り任された仕事をやり抜く能力となりますが、これは単純なものではなく、仕事を進めていくうえでのビジネスマナーや責任感といった部分も含まれてきます。
例えば、プレゼンで使用する資料の作成を頼まれたとします。その際に必要なスキルと言われてパッと思いつくのは資料を作るための「パソコンスキル」になるかと思います。しかしそれだけではなく、プレゼンの内容をきちんと理解したうえで作成し、部数を考えて締め切りまでに資料を用意することが必要となります。そのため、指示を受けた上司からプレゼンに関する情報を聞き取る能力やスケジュール管理能力も必要となってきます。職能とはこういった部分も含めた能力のことを指します。
活躍していくためには必須
職場で定期的に行われる人事考課では、上司が部下の実績や能力、仕事への姿勢などを評価して、昇給や昇進、異動などについて考えます。評価基準は仕事や職場によって様々ですが、職能についてはほとんどの職場で評価される項目となります。人事考課で職能が高いと評価されれば重要な仕事を任される機会も多くなり、昇給や待遇アップにつながっていくでしょう。逆に職能が低いと評価されてしまうと、重要度の低い仕事を任されることとなり、給与や待遇も一向に良くなっていきません。そのため、職能を鍛えておかないと希望の仕事に就けたとしても将来的に困ってしまうのです。
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