職能が生きる期待度の高い職業

人間じゃないとできない仕事

技術の発展により、工場などでは人間に代わりロボットによる生産が行われるようになっていますが、今後は人工知能（AI）技術の発展により、今以上に生産ラインにおけるロボットの役割が増えていくことになります。それは工場以外の仕事も同様で、人間が不要となる仕事はどんどん増えていくでしょう。そのなかでも、職能と呼ばれる人間ならではの能力が生きる仕事、つまり「人間ではないとできない仕事」は存在します。ここでは人間ではないと務まらない、期待度の高い職業について紹介していきます。

IT関係

期待度の高い職業としてまず挙げられるのはIT関係の仕事です。現在、人々を取り巻くあらゆるものがインターネットにつながっています。身近なもので言えば家電やスマートフォン、車などでしょうか。そして今後も産業のIT化は進むことが予想されるため、それを開発する人材の需要は高まっていく一方です。加えて、現在はビッグデータの活用が多くの企業から関心を集めており、商品開発や新規事業開拓において必須となるビッグデータを扱えるIT人材のニーズも高まっていくことが予想されます。

医療・介護職

次に挙げられるのが医療関係の仕事です。少子高齢化や医療技術の進歩によって、医療業界を取り巻く環境は大きく変化しています。診断や治療に使用する医療機器の技術がどんどん高度化し複雑化された環境の中では、専門的な診断技術が求められるためロボットの力では太刀打ちできません。そのため、専門的な技術を持った医療人材は今後も求められ続けることになるでしょう。
また、介護職も今後の期待度が非常に高い職業です。日本では少子高齢化が進み人口が減少していますが、高齢者の人口は増加の一途をたどっています。これは介護ビジネスの観点からみると非常に大きなチャンスであるため、今以上に多くの企業が介護業界へ参入することが予想されます。介護の現場においても介護ロボットなどが実用化されているものの、あくまで職員の介護業務をサポートするものであり、大本となる介護職員がいなければ成り立ちません。また、人と触れ合う仕事のためコミュニケーション能力が重要となります。こういった部分でも、人間ではないと成り立たない仕事であると言えるでしょう。

税理士などの経理系

税理士をはじめとした経理系の仕事も期待度の高い仕事です。数字の計算など、ロボットのほうが有利な作業の多い仕事では？と思われる人も多いかもしれません。確かに、すでに今も経費精算や会計処理のソフトなどによって業務の効率化が行われていますが、重要なのはその部分ではありません。税理士の場合、その処理したデータをどう税務判断するか、経営陣などと会議をしながら決定していく必要があります。これは人間同士のコミュニケーションによる部分が大きく、税理士の真価でもあります。そのため、単純な作業は技術の進歩によって効率化されていくものの、専門的な知識をもった人間ではないと務まらない部分が大きいため、期待度が高い仕事と言えるのです。

その他

上述では、特に期待度の高い仕事3つを紹介しましたが、それ以外にも将来性のある仕事はいくつか存在します。以下に、それらの仕事について書かれているサイトを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

将来性のない職業は、機械にとってかわられる仕事、ルーティンワークの仕事やコミュニケーションを必要としない仕事とされています。
そんな中で、将来性の高い仕事や職業を紹介してみます。
では、将来性の高い仕事は、この反対に位置します。人を相手にする仕事、ルーティンワークでなく、臨機応変な対応が求められる仕事、考える企画力や発想力が必要とされる仕事です。

みんなのおかねドットコムから引用

こちらの「みんなのお金ドットコム」の記事では、将来性のある仕事とその理由、将来性のある企業の特徴などが記載されています。

将来性が高い職業10選！将来性のある仕事と将来性がない仕事の違い-みんなのおかねドットコム

2018/12/25