基本的な能力3つ
責任感
職能の基本的な能力としてまず挙げられるのが「責任感」です。責任感がないと仕事を最後までやり抜くことができません。上司からしてみれば、責任感の欠如した人間に仕事を任せてしまうと業務を途中で投げ出してしまう可能性があると考え、重要な仕事を任せることはできませんし当然評価は下がります。そのため、責任感は常に持って仕事に取り組んでいく必要があるのです。責任感という言葉をもっと具体的に解釈すると、「組織の一員であるという自覚をもって能動的に業務に取り組み、最後までやり遂げる能力」のことを言います。例えば、上司やお客様との業務上の約束を守る、引き受けた仕事は投げ出さずにちゃんと終わらせるなど、基本的ではありますが重要な部分となります。加えて、任された仕事を行うにあたって必要な手順やルールにきちんと沿って進めていくことも大切です。
ビジネスマナー
次に必要となるのが、業務をスムーズに進めていくために欠かせない「ビジネスマナー」です。その仕事や職場にふさわしい身だしなみであるか、上司や先輩に対して適切な言葉づかいで接しているか、お客様に対して失礼のない対応ができているかなど、仕事をしていくうえでビジネスマナーが問われる場面は頻繁に発生します。そのため、ビジネスマナーは常に意識して働いていかなければなりません。最低限のビジネスマナーすら身に着いていないと、人間関係に悪影響を及ぼすことになり、仕事を進めていくうえでの障害となってしまいます。また、ビジネスマナーがちゃんとしていない人間であると周囲から思われると、上司からの評価も下がってしまいますし、業務の進行にも悪影響となるでしょう。自身の評価や業務遂行のためにも、ビジネスマナーは必須となるのです。
自ら考える力
最後が、「自ら考える力」です。自ら考えて行動していく力は仕事を進めていくうえで非常に大切な能力となります。「仕事上で問題となるポイントやクリアすべき課題を探し、それらを解決する力」と言い換えてもいいかもしれません。つまり、仕事に対して能動的に考え実行していく能力が重要なのです。例えば、依頼された仕事に対してスケジュールを組み、問題や課題が発生した場合にも投げ出すのではなく解決策を提示し、チャレンジして乗り越えることができれば、それは自ら考える力があると言えます。「責任感」や「ビジネスマナー」については事前に勉強しているかどうかや自身の性格が関係してくる部分ですが、この能力に関しては仕事をしていく中で鍛えられていくものです。そのため、与えられた仕事を自分なりに考えて実践していく姿勢を常に持って取り組んでいくことが必要となります。
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